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業績向上のヒント

新時代のスポーツビジネス

今回は少し夢のある話をしましょう。ご存知のように、世の中はどんどんと変化していっています。特にデジタル技術の進化が目覚ましいです。例えば、タクシー業界では、スマホで簡単にタクシーの予約ができる仕組みが登場しました。また、様々な企業が自動運転システムの開発をしています。ドローンも、3Dプリンターもそうです。

スポーツの世界でもデジタル技術が普及しつつあります。たとえば、試合でチームや個人の動きや傾向を瞬時にグラフで表すことのできるソフトです。これを使えば、相手チームや選手を分析して対策を練ったり、自チームや選手の弱点補強が出来ます。今はトップ選手が活用していますが、いずれ誰でも使えるようになるでしょう。このように、デジタル技術はスポーツの世界も変えつつあります。そこで、私なりにデジタル技術であるネットを活用したスポーツビジネスを五つ考えてみました。

一つ目は「スポーツコーチ便」。これは、スポーツコーチをネットで手配できるサイトです。ほとんどのスポーツチームや選手個人は、特別にコーチを雇うほどのお金をもっていません。そこで、チームや選手とコーチをマッチングさせるサイトを作るのです。ネットからコーチの派遣が依頼できます。チームや個人がコーチを探すのは大変ですから、上達をしたいと思っている人たちには便利ではないでしょうか。

二つ目は「監督ノート」というサイトです。コーチや監督は、それぞれ独自の理論や手法を持っています。その方法を知る手だては、なかなかありません。それをお互いに公開し情報を共有できれば、スポーツ技術や指導力の向上につながると思います。また、全国の選手からの質問や相談にもコーチや監督が答えられれば、選手はいろいろな角度からのアドバイスがもらえます。

三つ目は「中小メーカー限定卸売サイト」です。全国に多数の中小スポーツ用品メーカーさんがあります。ところが、良い商品があるのに、なかなか販路が広がりません。そこで、中小メーカーさんと地域スポーツショップとを結びつけるサイトを作るのです。お店にとっては、他店と違った特徴のある商品が仕入れられますので、大手ブランドだけに頼らない商売が出来るのではないでしょうか。

四つ目は「スポーツ用品比較サイト」です。ユーザーは商品の違いを知りたがっています。スポーツ用品の品質や性能、用途を比較するサイトがあれば便利だと思います。五つ目は、「スポーツ人材養成eラーニングサイト」。スポーツショップ経営者やスタッフ、スポーツ指導者のための能力向上を目指します。eラーニングで資格を取得できる仕組みにして、権威付けをすると良いです。

いかがでしょうか。今回あげたビジネスは、もうすでに誰かが考えていると思います。大切なのは、始めることです。そんな挑戦者が現れることを、新年に期待します。